こちらの’63 Type1。。。
4inナロー+ローダウン+スプリントスターで普通にカッコいいんですが、
オーナー様的には何か物足りない・・・。
・・・と以前にご相談いただきました。
何がダメ、と言うわけではないのですが、
学校の成績で言うと全てが75点・・・みたいな感じです。
平均点は高いのですが何かが突出しているというのも無いのです。
かなり贅沢な悩みだとは思いますが。(^^;)
昨年惜しまれつつファイナルを迎えたVWイベント、
"Lowlife"の会場でその答えの一つが出ました。
”あともう少し”の低さ・・・です。
もちろん、ただ低くするだけなら簡単ですが、
低い車高でちゃんと走れる様に・・・となると話は別です。
作業前の状態では・・・
フロントは市販の2inナロービームをベースに、4inナローへ加工済み。
+
純正トレーリングアーム。
リアはストレートタイプのアジャスタブルスプリングプレートを装着済み。
フロントに関してはトレーリングアームが純正なので、
車高を下げれば下げる程、タイヤが前方に寄っていく状態、
リアはスプリングプレートの長さが純正と同じタイプだったので、
こちらも下げれば下げる程、トーインがついてしまう状態でした。
その辺りを改善しつつも更に低くする為に、
お客様と相談し、
こんなパーツを用意させていただきました。
まずは、当社で取り扱っている、
2inドロップのアジャスタブルタイプを選びました。
(写真はペイント済みの物です。)
こちらは純正よりも約15㎜長く造られていますので、
ローダウン時のトーイン補正が可能です。
そして2inのドロップ分、スプリングを効かせることができます。
そして、純正をベースに、
1inロング・片側1/2inナロード加工されたトレーリングアーム。
これは昨年のLowlife Finalに来日されていた、
アメリカのMr. Chase Hill氏製作のものです。
そして先日ご紹介したSPAXショックアブソーバー。
これらは、ローダウン車用に開発されたパーツですので、
組み合わせもバッチリです!!
・・・さっそく取り付け(^^)/
まずは本組前に、各部への干渉等がないか仮組してチェック。。。
特に問題なく、すんなり付いてくれたので、
もう一度分解し、各パーツをペイントします。
そして・・・
こんな感じで取り付け完了です。
パーツ自体がしっかり考えられて造られている為、
特に大きな加工等も必要ありませんでした。
もちろん、正しく取り付ける為には、
相応の知識・技術・経験が必要となってくるのは言うまでもないですが。
そして完成です!!
最初の写真と比べて、かなり引き締まった印象です!!
それでいて走っていても低さを感じさせない程の安定感。
良いパーツが出てきたものですね(^^)/
ショックに関しては、
ノーマルタイプの物やショートストロークタイプの物でも、
少し長かったので今回は最短230㎜のタイプを選んでいます。
こんな感じでダイヤルが見えますので、調整も簡単です。
足回りのパーツ・・・キレイにペイントしても、
外からは見えないんですが、
こんな感じでチラッと見えるんですよね♪
コレが良いんです。
ちなみに今回ご紹介した'63 Type1、
既に次のプランも見えてきているので、
今後が楽しみです。。。(^^)/