2018/04/21

'52 Zwitter #04



磨き終えたボディ、
まずはフェンダーを組み付けます。

それにはフェンダービーディングが必要になってきます。
ビニールのタイプなら普通に入手できますが、
55年までのタイプ1は布製の、
いわゆるクロス・フェンダービーディング。

リプロダクションもあるにはあるんですが、
質感がちょっとイマイチ。。。(^^;)
簡単に言うと布ガムテープっぽいんです。

かと言って、他に良いリプロダクションも無く・・・。
(世界のどこかには存在するのかもしれませんが・・・)

そこで、今回はちょっと拘って作ってみました。

使用したのは、
コンバーチブルの幌やラグトップ等に使われる、
ジャーマンクロスという生地。

これはかなり高級な生地なんですが、
細く切り出してゴムの芯に巻き付けて・・・


こんな感じのロールになります。


この質感!!


更にフェンダーのボルト位置に合わせ一つ一つ穴を開け、カットして・・・


これでようやく完成です。


早速、組んでみました。


この質感!!(笑)


元々、幌に使う生地なので雨にも強いですし、
耐久性も高いです。





2018/04/20

'52 Zwitter #03



ボディのペイントが仕上がった状態でお預かりした、

'52 Zwitter。。。


早速フェンダー等組んでいきたいところですが、
その前にしておかなければいけないことがありました。

・・・ボディの磨きです。

補修ペイントの際もそうですが、
通常、ペイント後にはポリッシャー等で磨いて仕上り・・・になります。
これはペイント中にどうしても付いてしまう微細なホコリを取り除いたり、
各部の塗り肌を調整する(合わせる)為、
そしてよりキレイな塗装面に仕上げる為に行います。

一般的にはペイントした塗装屋さんで、
仕上げの磨きまで行うんですが、
今回は諸事情により当社で行いました♪


ジャッキアップして・・・


フェンダーを外し・・・


各部マスキングして、磨いていきます。


細かいサンドペーパーでホコリ等を取り除きながら・・・



・・・全体を数工程に分けて磨いていくと、
かなりキレイになりました♪
(写真だと分かりにくいのが非常に残念ですが(^^;))


ここから、組み付けスタートです(^^)/








2018/04/13

'52 Zwitter #02



facebookでもご紹介した、
'52 Zwitterです。




オールペイント後の、
ほとんど何も部品が付いていない状態でお預かりいたしました。


ここからの組み付けや内装の張替え等、
色々と作業をご依頼頂きました♪

ボディ内側の塗り込み具合を見ても、
オーナー様の意気込みが伝わってきますね!!

その意気込みに応えられる様、がんばりたいと思います。


・・・また、ご紹介いたします!!






2018/04/06

ハザードスイッチ



'66年ONLYのハザードスイッチ。。。


VWのマークがこれ見よがしについてたり、
ハザードと同時にノブが点滅したり、
低年式のヘッドライト等のスイッチノブに形状が似てたり・・・


・・・で、ハザードの備わっていない低年式に、
ハザードを追加する際には必ずと言っていいほど候補にあがってきます。
自分もハザードつけるならこのスイッチを選びますね。

(写真の物はタイプ1・2用のもので、
タイプ3やカルマン用にはまた違ったデザインの物が用意されています。)

見た目もカッコいいし、純正パーツだということもあり、
世界的にも人気な様でここ数年はかなり価格も高騰しているイメージです。

今回は、’56年のOVALのお客様からご依頼頂き用意させて頂きました。
価格はそれなりにしましたが(^^;)、
コンディションの良い物を見つけることができました。


スイッチ本体は専用のリレーが必要な'66年用なので、
低年式に取り付ける場合は下の写真の様に、
高年式のハザードスイッチと組み合わせて使います。


取り付けはしばらく先になると思いますが、
またご紹介いたします(^^)/