2020/03/24

'57 Type2 STD #14


続いてリアシートの張り替えです。

リアシートは背・座ともに、
ベイウインドウ用の物が流用されていました。
アーリーバスあるあるですよね。

もちろん、年式相応のフレームを探し出して交換・・・
というのも選択肢の一つだとは思いますが、
今現在、アーリーバスのシートフレームは世界的にも価格が高騰しており、
気軽に「交換しましょうか?」と、オススメできる価格ではありません。

そこで今回は元々ついていたベイウインドウのフレームを加工し、
なるべく'57年オリジナルの形状に近づけることにしました。

こちらはバックレスト。
’57のバックレスト断面は薄く平らなんですが、
ベイウインドウの物は厚く膨らんだ形状。

スプリングをワイヤーで引っ張り調整しています。

パディングも幅を調整して。。。

後ろから見るとこんな感じです。

アーリー用の固定ブラケットを取り付けできるようにナッターを仕込み・・・

最後に生地をかぶせれば完成です。
’57用に縫製された生地にピッタリ合っているのがお分かり頂けるかと思います。



座面に関してはベイウインドウのフレームをアーリーに使うと、
センターの脚がヒーターの吹き出し口に当たってしまうのですが、
そこは以前に加工されているので、そのままペイントし、張り替えていきます。




・・・こんな感じで完成です。
これで、ベイウインドウのフレームが使われているとは
分からない仕上がりになったと思います。


あとはミドルシートのフレームを入手し、張り替えれば、
インテリアの完成です。。。









2020/03/22

'57 Type2 STD #13


・・・インテリア作業の最後、シートの貼り替えです。

現状、
フロント→オリジナル
ミドル→欠品
リア→Bay Window用
・・・こんな感じでした。

なので、フロントに関してはいつも通りに張り替えでオッケーですが、
リアに関しては、少し工夫が必要になってきます。
(ミドルに関してはまず探すところからですね(^^;))

というわけでまずはシートフレームのペイントからスタートです。

作業前がコチラ。。。オリジナルとは程遠いですね。



生地を剥がして状態を確認します。


フロント・リア共に特に不具合箇所もなく、
まずまずのコンディションですのでこのままペイント作業に移ります。

こちら、フロントです。


ペイント後、NEWパディングを使用し、

サイズ調整をしたりして・・・

WCCRの生地を使い張り替えていきます。


ボトム・・・



バックレスト。。。



後の年式の物よりもかなり薄く、平らな断面が特徴です。

取り付けた感じも良いです!!



リアシートはBay Window用のフレームが流用されていましたので、
このあたりをどう収めるかが重要になってきますね。。。








2020/03/08

'57 Type2 STD #12


今回インテリアパネルは、
West Coast Classic Restoration(WCCR)のものを使いましたが、
そこに含まれないものもあります。。。

リアラゲッジスペースのパネル(ボード)です。
オリジナルでは、こんな感じで内装色のボード仕上げですが・・・


WCCRでは、GERMANカーペットでの仕上げが通常の様です。
その方が高級感があって良いのかもしれませんが、
オリジナルのディテールとは少し違ってしまいます。

今回はオリジナルに忠実に仕上げることにしました。

まずはボードを用意します。
これは木と紙の中間の様な材質で、
オリジナルで使われているものとほぼ同じ物です。

これを切り出して・・・

ペイントすれば、完成です。

ウソ臭くならない様にツヤは抑え目でペイントしています。


・・・これでインテリアパネルは完成なので、次はシートです!!