2021/02/25

Fabric for Karmann Ghia

 

カルマンギアのシート用生地のご案内です!!

確か秋くらいから頼んでいたサンプルがようやく届きました。

オリジナルに忠実に作られたリプロダクションです。


スペシャルモデルであるカルマンギアは、
同年代のビートルに比べ内装カラーのバリエーションも豊富で、
それぞれに専用の生地が使われていました。

カルマンギアをレストアする際にネックになってくるのが
この内装の再現です。
単色のビニールレザーなら、近い色の物を探せば良いんですが、
専用の柄の生地なので代わりの物がありません。

その為別の生地で代用されてたりする場合も多く、
例えば海外でレストアされた車両がそれなりに高額で売りに出ていても、
内装だけは残念な仕上がりだったりすることも多いです。

今回の生地が実際オリジナルと比べてどうなのか?
見比べてみました。


こちらは’58~’59年のLowlightに使われている生地です。
左がリプロダクション、右がオリジナルです。
これはもう、ほぼ同じですね。(^^)/


続いてこちら。
'61年モデル以降、広く使われているタイプの生地です。


これもほぼ同じですね!!


今回の生地も全てを網羅しているわけではないのですが、
これだけあればかなり選択の幅は広がると思います。

ネックなのは価格がかなり高い事ですが・・・(^^;)

それでも、こんな内装や、

こんな内装も、

忠実に再現できると考えれば、安いものかもしれません。。。



是非、お問い合わせください。m(_ _)m















2021/02/15

ペダルのリフレッシュ

 

ブログ、facebookで作業の様子をお伝えしていた、

'70 Type1。


作業の一つがペダルのリフレッシュでした。

クラッチをペダルを踏むとギ~ッと音が鳴るとの事。

また、アクセル・クラッチのワイヤーも長い事交換していなかったので、

それも合わせて交換していきます。


まずはペダル一式を取り外しました。


各部のコンディションはかなり良かったのですが、
クラッチワイヤーを引っ掛けるフックが少し摩耗していました。
これはあるあるですね。

摩耗している部分に肉盛り溶接して整形します。

あとはブレーキペダルのリターンスプリングが摩耗していたくらいです。
これは新品に交換です。

他は特にガタやクラック等もありませんでした。
通常の整備なら、このまま組みなおして完了だと思いますが、
今回はもうひと手間。

ペイントです。

まずは塗装を剥離。

サフェーサーをしっかりペイントして、

ツルっとブラックでペイント。
ここまでキッチリとペイントする事はあまり無いのですが、
せっかくならキレイな方が良いですよね!
非常に気持ちが良いです。(^^)/


後はワイヤーを交換し、ペダルを組付けていけば完成です。
(取り付け後の微調整は、経験豊富なファクトリーの近山氏にお願いです。右ハンドルのペダルは調整が結構シビアなので(^^;))

アクセルぺダルはクルーザーペダル風のアルミ製の物に交換しました。
これは中々良いですね!!