2020/05/14

'61 type2 Light Beige / Brown Beige #12


インテリアに取り掛かる前の最後の作業、
今回はエンジンリッドの修正です。

お預かりした時にはもちろんキレイにペイントされた状態でしたが、
問題が2つ程ありました。

①エンジンリッドプロップのブラケットの位置が少しズレているせいで、
開閉時にボディに干渉する。

②エンジンリッドロックのクロームカバーを取り付ける部分にパテが厚く盛られていて、
クロームカバーをキッチリ取り付け出来ず、開閉時に外れやすい。

・・・どちらも開閉の度にストレスに感じる部分なので、
この機会に作業させて頂くことになりました。


まず①ですが、
オリジナルと比較してみます。


※シーリングワックスレッドの物がオリジナルです。

こうして良く見比べると、
L字のブラケット自体の形状が違うのはもちろん、
向きも逆になっていますね。(^^;)


・・・ということで、オリジナルを見本にブラケットを作り直しました。

これを取り付けるリッド側も過去に補修跡がありましたので、
ここは鉄板を張り替えてからブラケットを取り付けることにします。。。
(この後は板金屋さんにお任せです。)


そして②ですが、

以前に一度クロームカバーを取り付けたのですが、
リッドの開閉時にチャーチキーに引っかかったりして、
外れてしまう状態でした。

本来はクロームカバーが収まるサイズの丸いプレスがあるはずなのですが、
それが無く、またその部分の厚みもけっこうあるので
おそらくパテで埋まってしまっている状態だと予想しました。。。


で、その部分の塗装を剥離してみると・・・


やはりプレスが出てきました。
おそらく周辺の凹みを直す際に一緒にパテで埋めてしまったのでしょうね。。。

何とかもとに戻せそうだったので、
後は板金屋さんにお任せです。(^^;)


そして!!

キレイに仕上がって戻ってきました。



これでストレス無く開閉できますね!!













2020/05/11

'61 type2 Light Beige / Brown Beige #11


今回はサンバイザーのレストアです。

50年代のバスのサンバイザーはスチールの枠に、
厚紙の様な素材の板が取り付けられています。

今回の物はスタンダード用なのでグレーでペイントされています。



紙製なのでこんな風に剥がれたりしてしまっているものも多いです。


また、塗料がペリぺリ剥がれてきたり、
湿気でボードがうねっていたり。。。

古いものなので色々あります。

今はリプロダクションが出ていますが、
今回はこのオリジナルの物をレストアして使用します。



・・・といっても、今回の物は比較的コンディションが良かったので、
剥がれたボードを接着しなおし、
元の塗料を丁寧に剥がし、(これが結構大変です(^^;))

サフェーサーで下地を整えます。






そしてグレーでペイントすれば完成です。






取り付ける際のマイナスネジも拘って、
ステンレス製ではなく亜鉛メッキ仕上げのものを選んでいます。。。








2020/05/08

'61 type2 Light Beige / Brown Beige #10


今現在はもう少し作業は進んでるんですが、
順番に振り返っていきたいと思います。。。


お客様拘りのパーツ、アンビュランスファンです。



どうしても取り付けたいということで、
実働のUSED品を以前に用意していました。
これをボディカラーにペイントし取り付けます。


スイッチノブやエスカッションは以前にオーバーペイントされていたので、
剥離して磨いて、動作を確認し、こちらは準備オッケーです。

合わせてフレッシュエアボックス内のリフレッシュ。



劣化した各シールラバー等を交換し、
フラップ等はペイント、後はボックス内部のクリーニングです。

ボロボロになったシールラバーがこびりついていたり、
パテ粉が一杯だったりでなかなか大変な状態でした。(^^;)


各部リフレッシュし、組付けます。





これでバッチリです。
フレッシュなエアを感じてください(^^)/