2022/12/27

フロントフード内のディテーリング #5

 



・・・というワケで、一通り完成です。 



本来のグレーでペイントしたガソリンタンク。。。



そこには"サンバースト"と呼ばれるレアなキャップが備わります。
またタンクを固定するハードウェアも抜かりなくディテーリング。



こちらもレアなSWFのウインドウウォッシャーボトル。


ホースを固定するバンドもキッチリと。。。
またその横に位置するブレーキリザーバータンク、
このあたりがキレイだと気持ちが良いですね。



スペアタイヤウェル。
スペアタイヤを入れるのがもったいない。。。(^^;)



そしてトランクライナーとワイヤリングカバー。



最後に動画です。


こちらの車両のオーナー様には以前にも、
内装の張り替えや外装関係のリフレッシュ作業など、
色々とご依頼頂いていました。

一つずつ、時間をかけてじっくりと自分の好みに仕上げていく・・・
素晴らしい所有のされ方だと思います。

こちらの車両の今までの作業を一つのカテゴリーにまとめました!
是非ご覧ください。



・・・あとは純正ジャッキを揃えればバッチリですね!!


2022/12/23

フロントフード内のディテーリング #4

 

塗装などの作業と並行して、

フロントフード内で使われているボルト類や、

コーションプレートを再メッキしていました。



塗装がキレイになっても、
サビたボルトが使われていたりオリジナルでないボルトに交換されていたりすると、
急に薄っぺらく見えてしまいます。。。(^^;)

そしてフロントフードの中、と言えば、
ダッシュのワイヤリングカバーと、トランクライナーですよね。

もちろんしっかり準備しています。
ワイヤリングカバーはコンディションの良いオリジナル、
トランクライナーは新品です。
これをオリジナルと同様なグレーにペイントしてから取り付けています。


他には塗装ついでにアンダーコートを塗ったり、



フロントタイヤを外したついでに、
ブレーキのセンターハブを塗装したり・・・




ついでじゃないけど、
ホイールの塗装もやり直したり・・・


ちなみにホイールはもともと塗装されていたんですが、
クロームメッキの上にろくに下処理もせずに塗装されていた様で、
洗車の度にペリぺリと剥がれてきてしまっていたそうです。
アルミやメッキのパーツに限らずですが、
塗装前の下処理は本当に大事です!

さあ次で完成です~。








2022/12/18

フロントフード内のディテーリング #3

 

続いては本題のフロントフード内ですね。


基本的にはオリジナルペイントなんですが、
ブレーキリザーバータンク周辺がサビていたり、
スペアタイヤが収まるエリアがハケ塗りされていたりで、
そのあたりを中心に整えていきます。


まずはある程度の範囲を剥離していきますが、
オリジナルペイントがキレイに残っている所はなるべくそのまま残したいので、
あまりやりすぎない様に。。。


サビの処理をし、サフェーサーをペイント。



そして、ボディカラーでペイントです。



サラッとやってる感じですが、
スペース的に狭いのと、
凸凹した形状なのも相まってかなり作業しづらい箇所です。

でもそういうところで手を抜くか、キッチリやり切るかで、
仕上がりは変わってきます。。。

そう、自分に言い聞かせてやってます。








2022/12/12

'73 "OG Paint" BUG #07


これまでの'73 BUGの投稿はこちらから!


続いては内装でしたね!


貼り替え前はこちらの状態。。。



基本、全てオリジナルなんですが、
それなりに傷んでいます。。。
特にフロントシートなんかは「何があったの??」というくらいビリビリに(^^;)

また、初代オーナーが喫煙者だったらしく、
ヘッドライナーもこれでもかと言うほどに黄ばんでしまっています。

そういうのは嫌なので、

・ヘッドライナーは張り替え
・フロントシートも張り替え
・他は徹底的にクリーニング&補修

・・・という形で、
オリジナルを残しつつ全体的にクリーンに仕上げていこうかと思います。


そしてここからは自宅ガレージでの作業になります。

まずはヘッドライナーの張り替えからスタートです。


古い生地を剥がしていき・・・


天井部分のフェルトも新しいものに交換します。



使用するヘッドライナー生地は、
West Coast Classic Restoration(現West Coast Classic Interior) のもの。


WCCR(現WCCI)の生地は少しマットな質感で高級感がありますね。
また伸びも良いのでとても作業がしやすいです。


こんな感じで完成です。


ここで、「ん??」と思った方は大変鋭い!
(恐らくいないと思いますが・・・)

張替え前の写真と見比べて頂くと分かるのですが、
リアウインドウ周りの処理を少し変えています。
これは72年までのディテールなんですが、
個人的にこちらの方が好きなんです。。。

ヘッドライナーが仕上がったので、
次は関連する細かなパーツの取り付け、
各ガラスの取り付けです。


2022/12/09

フロントフード内のディテーリング #2

 

 まずはガソリンタンクを外しました。
上半分は黒くペイントされていましたが、
下半分はかなりコッテリなアンダーコートでした。



アンダーコートをスクレーパーで剥がし、



サンドブラストで塗装やサビをきれいに落とします。



サフェーサーペイント後に・・・



オリジナルペイントのタンクで調色したグレーでペイントします。


裏面もピッカピカ♪



他の細かいパーツもついでにペイントです。


こういった細かいパーツも下地からキッチリとペイントする事で、
仕上がりも変わってきますね。







2022/11/18

フロントフード内のディテーリング #1

 
少し前の作業ですが、
こちらの'58年タイプ1の
フロントフード内のディテーリング作業のご紹介です。

こちらは作業前の状態。


一見、程良くヤレたオリジナル・・・という感じですが、
例えば本来グレーなはずのガソリンタンクが黒くペイントされていたり、
所々ハケ塗りの跡が見えたり、
サビも見えますね。

比較的キレイな部類だとは思うのですが、
手を入れる余地があるのも確か。


それでは早速進めていきます。





2022/10/16

'58 Karmann Ghia Aero Silver #03



 実際の鈑金作業の様子です。


まずは塗装を剥がして状態を確認します。


こちらは左側。
右側はほとんどサビは無かったんですが、
左側はご覧の様な状態。
ここはパネルが二重になっていたりして、なかなか厄介なところです。
過去のレストア時にこのサビのうえからパッチを当てて、
鉄板の段差を埋める様にパテが盛られていて、
ラインが埋まってしまっていたんですね。(^^;)

用意していたボディパネルを使い、
切り継ぎしていきます。



先程のサビていた内部のパネルもしっかり交換。






右側のエンブレム部の凹みも復活!



という感じで一か所ずつしっかりと作業を進めていき、
サフェーサーをペイントしたところ。



そして現車に合わせて調色し塗装完了!!


磨いて、ドアを取り付ければ・・・



インスタグラム、facebookではご紹介していましたが、
この後、組付け、その他諸々の作業をして完成しました。

先月のVW AUTUMNにも参加されていたので、
ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。