2021/10/29

'73 "OG Paint" BUG #02

 

8月に紹介したきりになっていました。。。


ちなみに購入した時はこんな状態でした。
1985年以降、ずっと車検が切れたまま眠っていたので、
かなり昭和を感じる見た目ですね。

ただ、30年以上眠っていたおかげで、
塗装はほぼオリジナルを保っていました。

インテリアはこんな感じ。
基本的にはオリジナルですが、
初代オーナーはなかなか激しい乗り方をしていた様で、
シートは張り替え必須の状態です。(^^;)

ダッシュパネルやエンジンなど、
あまりイジられた形跡はありません。

眠っていた期間が長いので、各部の整備は必要です。


そんな感じで、基本的にはコンディションの良いボディと、
素直そうな機関周りなんですが、

一か所だけびっくりな状態のところがありました。

それがバッテリー下のフロアです。


どうも長期の保管中にバッテリー液が漏れていた様で、
とんでもない大穴が開いていて、
それをかなりワイルドな方法で塞いでありました。。。

もちろんこれは購入前から分かっていたので、
この部分だけ直せば良いな・・・と簡単に考えていたんです、
この時は。。。(^^;)


とりあえず各部の状態は何となく把握したので、
まずはボディを一度磨いていくことにします。

(何事も形から入るタイプなので。。。(^^)/)








2021/10/25

'58 Type1 Capri Sweden Model #03

 

続いてはバンパーです。

表面のクロームメッキ自体はそれなりにキレイなので、

バンパーというよりは主にバンパーブラケットです。


作業前はこんな状態でした。


フロント



リア



早速分解。

ボルト・ナットも含めほとんどがオリジナルでしたが、
やはりそれなりにサビてしまっています。

今回はオリジナルのパーツを活かし、仕上げていきます。

ブラケット関係はサンドブラストでサビ等を落とし塗装、

バンパーブレード裏面は何度も塗り重ねられた塗装を剥がし、
ジンクコートをペイントしていきます。


ボルトはオリジナルの14mmヘッドのものを再メッキ。
トリムボルトはNOSを使用します。

そして組付け。

…最高ですね!(^^)/












2021/10/21

'58 Type1 Capri Sweden Model #02

 

まずはルーフラックです。

ルーフから降ろし、分解していきます。


ネジの固着等ありましたが、サクッと完了。

分解しながら気づいたのですが、木に開けられた穴がバラバラ。。。
また、それぞれの木の間隔も不揃いでした。(^^;)

どうするか悩みましたが、フレームに開けられた穴を一旦溶接で塞ぎ、
新たに均等に開けなおしました。

その後フレームの歪みを修正してから、
全体をサンドブラストし、塗装や錆を落とし・・・

シルバーでペイント♪

木の部分は元付いてたのが割れたり反ったりしていたので、新たに製作。


これを塗装して仕上げます。


そして、1本ずつ取り付けていきます。

取り付けの為に用意したのはこちらの銅リベット。

元がこんな銅のリベットと言うかクギの様な物で固定されていたので、
似たようなのを探しました。

固定用のクランプもご覧の様に。


・・・というわけで完成です。



非常に手間はかかりましたが、
これで60年以上前にスウェーデンで作られたルーフラックが
ビシッと仕上がりました。







2021/10/18

'58 Type1 Capri Sweden Model #01

 

以前に内装の張り替えをさせて頂いたこちらの’58タイプ1。

今回は外装関係のリフレッシュ作業をご依頼いただきました。m(__)m

(以前の内装張替の様子は・・・コチラ


仕上げたてのピカピカ、ではないものの、
全体的に程良くヤレた状態で、
このままでも、十分良い雰囲気・・・に思えますが、
オーナーさん目線で見ると細かな部分が気になってきます。。。

何重にも塗り重ねられたルーフラック、

サビてるバンパーブラケット、

以前に補修されたのか、
一枚だけ表情の違うフェンダー、

ランニングボード・・・


・・・このあたりを中心に作業を進めていきます!!