2018/12/29

End of 2018 (自分偏)


昨年末、新しくエンジンを組みたいと思っているという話を書きましたが、
あれから一年経って、その後の進捗を。。。

まずはヴィンテージ・ハイパフォーマンスの定番、
010ディストリビューター。



そして昨年入手した、フューエルポンプをリビルト。。。


ついでに6Vの"Thin slot"ジェネレーターもリビルト。


ちなみに、レギュレターのBOSCHの文字、通常は凹んでいるものが多いんですが、
'56~'57の半ばまでは下の写真の様に浮き出ているんです。
これを知った時は本当にビックリしました。
(まぁ、大部分の方にとってはどうでも良いことだとは思うんですが。。。(^^;))


フューエルポンプ、ジェネレーター共に年式違いの物が備わっていたので、
これでディテール的にはバッチリになります。。。たぶん。



NOSのキャブレターが2個。
ノーマルと同じSOLEX 28PCIですが、
バキュームの取り出しが無いタイプです。
ツインキャブにする予定なので、これがベストなんです。


Knecht製エアクリーナー。
色々なタイプのエアクリーナーがありますが、
やはり自分はこのマッシュルームタイプが好みですね。
万が一雨に降られても、キャブの中に水が入らない形状と言うのもステキです。



そして、ツインキャブ化するに当たって重要なパーツ、
インテークマニフォールドです。


これはRETHWISHというブランドの'50s~'60sのものです。
当時はEMPIでも販売されていました。

以前からこのツインキャブKITが欲しかったんですが、
なかなか売りに出ることもなく、
今年に入りようやくマニフォールドだけ入手出来ました。

これを使ってこんなのや・・・

こんなのを・・・

・・・目指してがんばりたいと思います。。。


というワケでまずはイメージ。。。


これでモチベーションを上げて、
来年はクランクやピストン・シリンダーなど、
エンジン内部のパーツを揃えていけたら・・・と思います。

完成は何年後になることか・・・(^^;)



それでは皆様、今年も一年お世話になりました。
来年も、そして再来年も(笑)よろしくお願いいたします。m(_ _)m











2018/12/28

End of 2018 (仕事編)


今年もあと数日・・・。

というワケで一年を振り返ってみたいと思います。

まずはお仕事編。
自分が携わらせて頂いたクルマ、作業等を中心にご紹介♪

まずは海外のお客様からご依頼頂き、レストアした右ハンドル用のミラー。
オーストラリア仕様ならではのカンガルーVWマーク。。。


このころ、カギにもハマっていました・・・(^^)/



2月~3月にかけ、
こんな素敵な’53コンバーチブルのインテリアや足回り等、作業させて頂きました。



ちなみにこちらのコンバーチブル、
先日のTea BreakではBest of Showを受賞されていました。
おめでとうございます!!


4月、ペイントの仕上がった'52 Zwitterをお預かりしました。
この後数カ月かけて、組み付けや内装の張替えをしていくことになります。。。



5月、車高が低くても快適に走れる様に・・・



Let's Play VWs Vol.54に掲載していただきました。



合間にこんな工具を作ってみたり・・・。



6月、遠方のお客様のオーバルを車検+αの作業でお預かり。
パッと見オリジナルの6Vに見えて、
実は12V仕様と言うエンジンルームに仕上げさせていただきました。




そして順番は前後しますが、
こちらは昨年末~今年前半にかけて、
機関まわりの整備から足回りのカスタム、ホイールの加工仕上げまで、
大幅に手を入れさせていただいたオーバル。



ワイルドな感じに仕上がりました。(^^)/


こちらは販売車両の'63 RHD
外装、内装等一通り仕上がったクリーンなクルマです。


そうこうしている内に'52 Zwitterが完成し、

11月のStreet VWs Jamboree、


12月のYOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOWに参加。。。


・・・アワードも頂くことが出来ました(^^)/
コチラで仕上がりを見て頂けます。



秋のイベントシーズンが終わり、
'57 Type2の組み付けをスタート!!


・・・と、こんな感じでしょうか。

自分の場合、一台のクルマをじっくり仕上げる・・・
と言う作業が多いですが、
もちろん、他にも色々なクルマ、作業に携わらせて頂くことができました。


来年はどんなクルマに携われるのか・・・
(既に予定が決まっているクルマもありますが。。。)
今から楽しみです!!








2018/12/21

'57 Type2 STD #04




'57年までの特徴的なディテールの一つ、
センターブレーキの組み付けです。

今回はまず、こちらのライセンスプレートライトのバイザーを取り付けます。



ちなみにこれ、Hella製アクセサリーのリプロダクションです。

そして、センターブレーキ。


こちらはSplitpartsunlimited製のハウジングを使用。

ガスケットはバックランプ用を加工しています。



取り付ければこんな感じです。




レンズやリムを固定するこんな小さなナットプレートも、
オリジナルのディテールを再現しています。


'57年までの特徴的なディテール、
是非こだわって再現したいですね!









2018/12/16

'57 Type2 STD #03




今回はフレッシュエアダクトの組み付け。


まずはサビサビになったパーツをペイントし・・・

各ラバー関係など交換パーツを用意。



この小さなクリップ、
シャフトの端に取り付けますが、
これはリプロも出てないので失くさない様に気を付けて。。。
(失われてる場合は汎用のクリップで代用します。)


今回はオリジナルがちゃんと残っていたので、再メッキして使用してます。
コレがちゃんと残ってるかどうか、自分の中では大事なポイントです。


パーツの準備ができたら、
一つ一つ、動きを確認しながら組んでいきます。





・・・で、こんな感じ。
(内部の写真は撮り忘れました。(^^;))



さっきのクリップはここに。



ちなみにこのフレッシュエアダクトを組んでからじゃないと、
ヘッドライナー張り替えができません。

・・・順番を間違えると大変なことになります。(笑)














2018/12/10

'57 Type2 STD #02



各ドアロック関係の組み付けです。

これが元々の状態。



目立った欠品も無く、機能的にも問題なさそうでしたので、
これをキレイに仕上げて取り付けていきます。

錆びや古いペイントを剥がして・・・



・・・ペイント。


ドアハンドル関係は、
リプロダクション、オリジナルをうまく使い分け、
ワンキーにできる様調整しました。


リプロダクションのイグニッションスイッチに、
オリジナルのキー。

・・・こんなこともできちゃいます。(^^)/



取り付け用のネジはオリジナルを亜鉛メッキしたり、
新品を使ったり・・・



各ストライカープレートはブラストで仕上げ。



取り付けると見えなくなってしまう部分も多いドアロック関係ですが、
この機会にキッチリ仕上げておきたいですね!!