2020/08/24

スライディングルーフの修理


'66 タイプ1のスライディングルーフ修理です。


少し前から調子が悪く、
閉め切った際にも右後ろの角が上がりきらないような状態でした。
ただ、開閉ができないワケではなかったので、
しばらく様子を見ていただいていましたが、
ついに開閉できなくなってしまったということで、
今回修理させていただくことになりました。


まずは順番にパーツを取り外していきます。


左右のケーブルを取り外すと・・・

右側のケーブルと一体となっているはずの部品が折れて外れてしまっていました。

この部品がサンルーフ本体に接続され、ケーブルが動けばサンルーフも動く・・・
という構造なので、この状態では動くはずもありませんよね。

早速左右のケーブルと、合わせてシール類も用意し交換していきます。



あとは、サンルーフを取り付け、
ケーブル位置の微調整、サンルーフ本体の位置の微調整をして、完成です。




異音も無くスムーズに開閉できるようになりました(^^)/

ただケーブルを交換するだけでなく、位置の微調整というのが
大事な部分かなと思います。


スライディングルーフ、ラグトップの修理もお任せください!!









 

2020/08/13

バンパーのリクローム #2


前回 から早くも一ヶ月以上たってしまいました。。。(^^;)

リクロームの手直し等で時間が掛かってしまい、

ようやく仕上がりました。


どの部品もテロっと仕上がっています。


早速組付けていきたいところですが、
まずは裏面にジンクコートをペイントします。
ジンクコートにも色々ありますが、
オリジナルのグレーに一番近いものを選んでいます。

もちろん、ブラケット関係もペイント済み。

グロメット等ラバー関係も一式交換。。

ボルト類も新しい物に交換して、組付けていきます。
クリーンですね!

カルマンギアのダブルバンパー・・・とにかく部品点数が多いです!


・・・で、順番に組み付けていけば完成です。
部品点数が多い分なかなか苦労する事もありますが、
仕上がってしまえばそんな苦労もわかりません。。。



金額的にもなかなかのボリュームになるので、
気軽に出来る作業ではないかもしれませんが、
クルマの仕上がりがワンランク上がるのは間違いない作業、
・・・ではあると思います。















2020/08/01

サウンドボード for K.Ghia


カルマンギアのエンジンルームに貼り付けられている、
サウンドボード。



ビートルのは、
オリジナルと比べても遜色ないクオリティの高いものが販売されていますが、
カルマンギアのは何故か見た目を含めクオリティが今一つ。。。(^^;)


以前から交換させていただく機会は多かったので、
その度に、その時点ではベストを尽くし製作させていただいてました。
もちろん、既製品よりは良い出来だったとは思いますし、
それなりに満足できる物だったんですが、
オリジナルとソックリ・・・という仕上がりにはならず、
何か良い素材、方法は無いかな?
と、常日頃考えていました。


今回、エンジンルーム両サイドのボードを交換する機会があったので、
新しい素材・方法を試してみました。

こちらが、今回製作したボードです。




製作した部分以外はオリジナルが残っている車両でした。
オリジナルの部分と比べ、雰囲気はかなり近いのが分かって頂けるでしょうか。(^^)