2019/02/11

'57 Type2 STD #05



各ウインドウ関係の組み付けです。

まずはベントウインドウ。

通称”三角窓”。

ま、バスのはどちらかと言うと四角なんですが・・・(^^;)




パーツを準備し・・・



最初にロックを取り付けます。



リベットでこんな感じに。



そしてガラスを組んでいくんですが、
ここで問題発生。。。

用意していたVW純正のガラスtoフレームシールの長さが足りない・・・(^^;)

今まであまり長さの違いを意識したことは無かったんですが、
どうやらビートル用の様でした。

と言うことで、出来るだけ純正のシールラバ―に近い物を用意し、
組み付けていきます。
(写真奥のグレーっぽいのが純正、手前の黒いのが今回使ったラバーです。)



組み付けはもちろん、
以前に製作したベントウインドウツールで!
これはもう手放せません。




ベントウインドウシールの”バリ”をキレイに削り、
組み付けていけば、




・・・完成です。



あとは、ポップアウトウインドウや、
フロント・リアのガラスを組み付けていきます。。。






あともう少しで、外装関係の組み付けが一旦終わるので、
またご紹介いたします。




2019/02/04

NOS Ignition Switch



イグニッションスイッチが何らかの原因で壊れてしまった・・・
というお客様から、

「壊れるまではワンキーだったので、
なんとかワンキーのまま修理できませんか?」

・・・と、ご相談いただきました。

(ワンキー=イグニッションスイッチと各ドアのキーが全て同じ、
つまりカギが一本のみ、と言う事の通称です。
年式・車種にも寄りますが、基本的に新車時はワンキーでした。)


もちろん、イグニッションスイッチのみ社外品に交換してしまえば、
機能的には問題なく修理完了ですが、
それだと、元々1本だったキーが2本になってしまいます。

これを繰り返していくと・・・
1台の車に4種類のキーが存在する、なんてことにも。。。(^^;)


そこで今回提案させて頂いた方法は・・・

まずはお客様のクルマと同じプロフィールのキーが使える
NOSのイグニッションスイッチを用意。

これを探すのにひと月ほどかかりました。

そして、元々付いていたイグニッションスイッチと、
キーをお預かり。


写真奥がNOS、手前がお預かりしたものです。


この2つを分解し・・・



内部の細かいパーツを入れかえます。





そして元通りに組めば、
機能的にはNOSのイグニッションスイッチの完成です。


一番最初の写真と見比べていただくと、
キーとスイッチ本体の組み合わせが換わっているのが分かると思います。


社外品に交換するという一般的な修理方法よりも費用は掛かってしまいますが、
こんな方法も可能なんです・・・という一例でした。