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2021/09/14

'59 Karmann Ghia コンバーチブルトップの張り替え #08

 

・・・全て完成いたしました!!


ブラックのボディにブラックの幌、
そしてトップ・モールが付くことにより、
非常に引き締まりますね!



ちなみに角テール時代には、
ブラックのボディの場合、幌の色はブラックかライトグレイが選べた様です。
また幌前端に付くモールは'59年1月頃には無くなっている様です。



ヘッドライナーはお客様のご希望でクロスでは無くバイナルで。
以前にレストアしたルームミラー・サンバイザーとも相まって非常にクリーンです。


新車当時、コンバーチブルの内装は、
クーペと同じくクロス・レザーのコンビネーションか、
この車両の様なレザーのみか、どちらかが選べました。
(※今回は幌を開いたときに被せるトップ・ブーツは取り付けませんでした。)





なかなかハードな作業なので、いつでも!
・・・というワケにはいきませんが、
是非お問い合わせくださいm(__)m







2021/09/13

'59 Karmann Ghia コンバーチブルトップの張り替え #07

 

最後の仕上げです。


まず、トップ・モールを取り付けます。


こちらも省略されていることの多いパーツですね。
オリジナル同様の真鍮製+クロームメッキ仕上げの物が入手できるので、
それを使用していきます。

取り付けにはこんな専用工具を使います。
以前の作業時にマニュアルを見て作りました。

幌の形状に合わせ曲げてから、

・・・取り付けます。
仕上がったばかりの幌に穴を開けるので、
非常に緊張する作業です。



続いて車内側の仕上げ。

リアウインドウ周辺のヘッドライナー生地です。
先に張り替えていたヘッドライナー生地と、
車内の狭いスペースで縫い合わせなければいけません。
新車当時は誰がどうやって作業していたのか不思議な部分です。

こんな感じで完成です。
(まだ梱包時の折り目、シワが取れていません)

あとはフロント側のワインダーカバーです。

形状を微調整してから生地を貼り、

取り付けます。

後はシールラバーを付けたり、
ウインドウガラス、幌のヒンジカバー等を取り付けたり。。。

仕上げに、新車時にワインダーハンドル部分に取り付けられていたという
ラベルを再現してみました。











2021/09/12

'59 Karmann Ghia コンバーチブルトップの張り替え #06

 トップカバーを取り付けていく前に一つやることが。。。


リアボディボウにトップ生地の切れ端を貼り付け、


ボディとのすき間にコーキングを打っておきます。

幌後端から後ろ側のボディラインがビートルに比べて水平に近いカルマンギアは、
雨水が侵入しやすい為、こうしておくとより安心です。


そしてようやく、トップカバーの取り付け!

こちらが今回使用するWCCR製のトップカバーです。

リアウインドウ部分の車内側には予めヘッドライナー生地が縫い付けられています。
(安価なトップカバーではこれが省略されていて、
車内から見るとそこだけトップカバーの裏側が見えてしまっています。)

生地を被せていきます。

タッカーやネジ等、場所に合わせて使い分けながら順番に固定していきます。



張り終わりました。


写真でタッカーが見えている部分に最後にモールを取り付けます。。。














'59 Karmann Ghia コンバーチブルトップの張り替え #05


パディングです。

このパディングがあるのがワーゲン等ドイツ車の幌の特徴ですよね。

(その代わり作業の手間は増えますが。。。(^^;))


本来はホースヘアと言われる材料(名前の通り馬の毛の様な物)が使われていますが、
入手が容易なスポンジで代用します。

生地を貼り、

スポンジを貼り、


形状を微調整しながら。。。
この後に被せるトップカバーの”縫い目”部分の逃げを作ったりして、


最後に生地を被せ縫い合わせます。

これでパディングが完成です。


ここまでの作業で手を抜いてしまうと、
この後のトップカバーを取り付ける際にいくら頑張ってもキレイには仕上がりません。












 

2021/09/05

'59 Karmann Ghia コンバーチブルトップの張り替え #04

 

フレームが一通り完成したので、

次はヘッドライナーです。

West Coast Classic Restoration製のものです。


角テール時代は本来はクロス生地なんですが、
今回はお客様の希望で
パーフォレイテッド・バイナル(穴あきのビニールですね)で、
張り替えます。


この様に、幌を張り替える際、
最初にヘッドライナー生地を取り付けるので、
後からヘッドライナー生地だけ交換する、と言う事は不可能なんです。


こんな感じで一旦完成。
前後方向、左右のバランスなど、ここでキッチリ決めておかないと、
後で修正が効かないので、慎重に。。。

リアウインドウ周辺は後で仕上げます。





・・・続いてパディング(中綿)です。






2021/09/02

'59 Karmann Ghia コンバーチブルトップの張り替え #03

 

スチール製のフレームを取り付けますが、
一旦仮組みし、後で微調整を行います。


続いてウッドボウです。
木製のフレームですね。
カルマンギアでは三カ所に使われています。
写真上から、
ヘッダー、(一番前)
リアボウ、(リアウインドウの上)
リアボディボウ、(一番後ろ)
・・・です。
これらもスチールのフレームと同様かなり大事な部分です。


仮組みしていきます。



・・・と、ここで問題発生です。


ヘッダーと、その下にあるフロントガラスの枠の部分とのすき間が
規定よりもかなり開いてしまいます。

どれくらいかというと、
場所によって違ったのですが、一番大きいセンター部分で約15㎜くらい。
どう頑張ってもこうなってしまいます。
60年以上前のクルマだし、ヘッダーもリプロダクションなので、
マニュアル通りのピッタリな数字になるとは思っていませんでしたが、
これはいくら何でも。。。(^^;)


ウッドボウを購入したドイツのショップに確認したところ、
「リプロなので100点じゃないこともある。
私たちはこういう場合、隙間を埋める様に木を足して対処してるよ。」
・・・とのことでした。
「ほんまかいな??」・・・と思いましたが、
実際、写真を送ってもらって確認してみると、
部分的に木を足したり、パテを盛ったりして調整している様でした。

まぁ恐らく、全てがこうなっているワケでは無く、
手作業で作っている為にどこかで寸法を間違ってしまったのではないかと。。

仕方が無いので、木を足していきます。
薄い木を何枚か用意し・・・

貼り重ねて・・・

整形していきます。
これで満足いく形になりました。


リアボウ、ボディボウは特に大きな問題は無く、
細かな修正のみでバッチリでした。

最後に微調整をし・・・


これでフレームは完成です。