スチール製のフレームを取り付けますが、
一旦仮組みし、後で微調整を行います。
一旦仮組みし、後で微調整を行います。
続いてウッドボウです。
木製のフレームですね。
カルマンギアでは三カ所に使われています。
写真上から、
ヘッダー、(一番前)
リアボウ、(リアウインドウの上)
リアボディボウ、(一番後ろ)
・・・です。
これらもスチールのフレームと同様かなり大事な部分です。
仮組みしていきます。
・・・と、ここで問題発生です。
ヘッダーと、その下にあるフロントガラスの枠の部分とのすき間が
規定よりもかなり開いてしまいます。
どれくらいかというと、
場所によって違ったのですが、一番大きいセンター部分で約15㎜くらい。
どう頑張ってもこうなってしまいます。
60年以上前のクルマだし、ヘッダーもリプロダクションなので、
マニュアル通りのピッタリな数字になるとは思っていませんでしたが、
これはいくら何でも。。。(^^;)
ウッドボウを購入したドイツのショップに確認したところ、
「リプロなので100点じゃないこともある。
私たちはこういう場合、隙間を埋める様に木を足して対処してるよ。」
・・・とのことでした。
「ほんまかいな??」・・・と思いましたが、
実際、写真を送ってもらって確認してみると、
部分的に木を足したり、パテを盛ったりして調整している様でした。
まぁ恐らく、全てがこうなっているワケでは無く、
手作業で作っている為にどこかで寸法を間違ってしまったのではないかと。。
仕方が無いので、木を足していきます。
薄い木を何枚か用意し・・・
貼り重ねて・・・
整形していきます。
これで満足いく形になりました。
リアボウ、ボディボウは特に大きな問題は無く、
細かな修正のみでバッチリでした。
最後に微調整をし・・・
これでフレームは完成です。