2023/05/29

Barndoor Rear Safari Window #4

 



いきなりですが、ペイント完了です。

この車両の元色である、DOVE BLUEで全体をペイント後に、
表のみベージュをペイント。。。
この車両の歴史と同じ様にペイントした感じですね。
ちなみにこれはお客様からのオーダーでした。



内側はこうなってます。


細かいハードウェア関係もキッチリとディテーリングして。。。

最後に組み付けです!

まずはこちら。。。
この車両用に特別に用意させて頂いたNewガラス。

サイズもバッチリ♪

外周に付くシールラバーですが、
フレーム側の溝が少し大きくそのままだと
開閉時に抜けてきそうだったので、
少し細工をして取り付け。。。


これで完成です!!




いやぁ~カッコいいですね!






Barndoor Rear Safari Window #3

 


仮付け後に各ブラケットをフレームに溶接していきます。
ここは位置決めが非常に重要ですね。





ロックやスライダーバーを取り付けるとこんな感じになります。



取り付けて再度問題が無いか確認。。。


バッチリな感じなので続いてペイント作業に移ります。








2023/05/26

Barndoor Rear Safari Window #2

 

まずはこちらをご覧ください。



ワンオフで製作された、
サファリウインドウのフレームです。
前回書いた様に、
「もしBarndoor時代にリアサファリウインドウが
純正オプションとして存在していたら・・・」
という妄想のもと、
お客様がお知り合いの業者さんと協力して製作されました。

写真だと分かりにくいのですが、
断面の形状はこの様になっています。
ちょうどアーリーバスのポップアウトウインドウのフレームの様な感じです。
これをワンオフ製作されたのだから相当な労力が想像できますね。

これを持ち込んでいただき、
フレームの仕上げ作業からペイントまでをご依頼いただきました。

まずは元のガラスを取り外していきます。


非常にコンディションの良い車両で、
元色はドーブブルーなのが分かりますね。



そして仮付け。
この時点でヒンジも仮付けしています。

全体的な形状はかなり良いですが、微調整は必要そうです。

形状を微調整し、外周のシールラバーを仮付け。


細かなブラケット関係も準備していきます。


そして、ヒンジをボディに取り付ける為の穴を開けていきます。
これが円じゃないので難易度高めです。


無事に穴あけ完了で・・・


・・・これはいい感じ♪


引き続き進めていきます。
























2023/05/14

Barndoor Rear Safari Window #1

 

とても拘りの強いお客様からのご依頼です。

Barndoorにリアサファリウインドウを取り付けたいとの事。

それもフロントと同じディテールをもったリアサファリウインドウを。。。



ほとんどの方が「なんのこっちゃ???」と言う感じだと思います・・・。


まず、

1955年3月までに生産された、通称Barndoorと呼ばれるタイプ2と、
それ以降の年式では、
フロントサファリウインドウの形状が微妙に異なるのをご存知でしょうか?



開閉の為のヒンジの形状、フレーム外周のシールラバーの有無等が主な違いです。

フロントサファリウインドウは新車当時に
オプションとして設定されていたもので、
それを忠実に再現したリプロダクションが入手出来ます。


それに対して、リアサファリウインドウは新車当時に存在したものでは無く、
後から作られたものなんです。

Barndoorに取り付け出来るものも数社から販売されていますが、
そのディテールはどれも’55年以降~のものと共通になってしまっています。


Barndoorが新車で販売されていた当時、
もしもリアサファリウインドウも存在していたら・・・?

という妄想から今回のプロジェクトはスタートしました。。。