2019/12/24

NOS BOSCH Distributor Cap for 009




非常に貴重なNOSのディストリビューターキャップのご紹介です!!


一見すると50年代の36hpエンジン用っぽいですが、
実はこれ、009ディストリビューター用なんです!

しかも当時物のNOS!!

009用のデスキャップというと、ブラックやオレンジのタイプが多いイメージですが、
やはり当時はダークブラウンのベークライト製だったんです。

ボッシュのマークにGERMANYの文字。。。

パーツナンバー。。。

使用された跡のない、正真正銘のNOSです。

009だけでなく、70年以降の純正ディストリビューターにも使用可能です。


純正デスビでオリジナルに拘る方、
009でヴィンテージな雰囲気を出したい方などにオススメです!!


NOS BOSCH Distributor Cap for 009 (C12-06)




SOLD!!!

こちらで各種パーツをご紹介しております。

是非ご覧ください!!





2019/12/23

Paint & Upholstery



車種や年式によりますが、
1種類のボディカラーに対して、
インテリアカラーが2色、または3色から選べる場合がありました。。。

68年のビートル、ロータスホワイトのボディの場合、
レザーだとブラック・ガゼル・インディアンレッド・・・
の3色があったようです。




今回、こちらの’68 Type1のお客様から、
当時の選択肢に則ったインテリアカラーの変更をご依頼いただきました。


作業前はロータスホワイトのボディにブラックの内装です。

特に傷んでいることもなく非常にキレイな状態ですので、
これを張り替えるのはもったいないということで、
お客様自ら、張り替えベースの68-69年用シートを用意され・・・

張り替えさせていただきました!
(詳しい作業内容はいつものことなので割愛させていただきます。)


インテリアパネルはコンディション極上のオリジナル!
こちらもお客様自らご用意。。。


そしてこれらを入れ替えます。






ブラックと比べ、非常に垢抜けた印象です。。。赤だけに。(^^;)


実は個人的にホワイトのボディにレッドの内装というのはかなり好きなんです。

60年台前半の、
L 87 Pearl Whiteのボディに、True Redの組み合わせや・・・

66年の、
L 87 Pearl Whiteに、Pigalleの内装・・・


そして67-68年の、
L 282 Lotus Whiteに、Indian Red・・・


等・・・。


次ビートルに乗るなら、この中のどれかが良いな・・・
なんて妄想しながら作業させていただきました(^^)/













2019/12/20

灯火類のアップデート



50年代のカルマンギア・Lowlightに、

・ハザード
・バックランプ
・3rdストップランプ
・シートベルト

・・・を取り付ける作業をご依頼いただきました。


現代のクルマには当然備わっているものばかりですが、
50年代のクルマには本来備わっていません。


もちろん、そういった装備を取り付けること自体は、
特に難しい事ではないのですが、
問題は、"どんなものを選びどう取り付けるか"・・・ということ。

50年代のLowlightの雰囲気に合うもの、と考えるとなかなか難しいですよね。

今回、お客様ご自身で用意されたのはこんなパーツです。



どれも、50~60年代当時の拘りのパーツです。

早速取り付けていきます。

まず、ハザードスイッチは男前にダッシュに穴を開けて取り付け。
穴を開けるなんてもったいない・・・という意見もあるかもしれませんが、
当時の人なら間違いなくこうしたでしょう。
かなり悩んだのは事実ですが。。。


使用する配線はVWの配線図に沿った色を選んで、
できるだけオリジナルっぽくなる様に。。。




バックランプスイッチはシフトロッドに取り付けるタイプ。
バックギアに入れた瞬間にランプが光ります。

同時に取り付けるストップランプの配線と合わせて配線を製作し・・・

スイッチと合わせて取り付けていきます。


バック・ストップのランプ本体は
ベストな位置に取り付けできる様ブラケットを製作しました。


ちなみにストップランプのレンズは、
レッドのものが無いので、透明のレンズにペイントさせていただきました。

光っても違和感無しです。(^^)/

最後にシートベルトを取り付けて完成です。


目的は同じでも、
パーツチョイス、取り付け方でかなり印象は変わってきます。
醸し出す"雰囲気"を大事にしたいですね!!










2019/12/02

RAGTOPの張り替え



お問い合わせを頂くことの多い、
ラグトップ張り替えのご紹介です。



今回ご依頼いただいたのは'54年のOVAL。
~55年までのビートルは通称"3フォールド"と言い、
上の写真の様に3つに折りたたまれます。
アーリーOVALまでの特徴的なディテールです。


今回張り替えをご依頼いただいたビートル、最初はこんな状態でした。


2つにしか折りたためず、横からみると少したわんで見えていました。
何かがおかしいのは間違いない感じですね。。。(^^;)


RAGTOP生地を剥がして確認してみると・・・

Before
After


作業前と作業後を見比べると、
天井の生地の釣り方やラグトップフレームの位置が
違うことが分かっていただけますか?
以前に張り替えた人が間違って組んでしまったのでしょう。

天井の生地も交換できればベストなんですが、
今回はそのまま使い、できる限り3フォールドになる様修正しました。

他にも重要なレールの一部が欠品していたので・・・


簡易的にではありますが製作し取り付け♪

実はクルマをお預かりするまでこの部品をずっと探していたんですが、
3フォールド用レールの後ろ部分だけ、というのは、中々入手困難でした。


そして少しサビの出ていたパーツもサッとペイントしたり・・・


等々・・・生地を張る前に、結構な箇所の修正が必要でした。

一通り終わったら表の生地を張る前にフレームの動きを確認。

オッケーそうなので生地を張っていきます。

使用するのはもちろん、WestCoastClassicRestoration製の生地。




ここまで来ればあとはすんなり・・・
生地を張り、微調整すれば完成です。(^^)/







3フォールドにならないのがずっと気になっていたというお客様にも
満足していただける仕上がりになったのでは?と思います。