2019/04/25

'64 Type1 Interior #07



少し遅くなってしまいましたが、
完成したインテリアのご紹介です(^^)/


クルマは64年ですが、
満足できるクオリティのオリジナルに近い生地が無い為、
63年スタイルで張替えたシート。。。



シートフレームは純正色のL466シルバーベージュでペイント。




アクセサリーのアームレストを装着。




ヘッドライナーは64年のオリジナルスタイルにて張り替え。




NOSのポップアウトウインドウを装着し、
シートベルト穴を隠すプラグスクリューも抜かりなく。。。



チャコールのジャーマンスクウェアウィーブのカーペット。



・・・今回も、クリーンなインテリアに仕上がったと思います。


先日和歌山で開催されたOrange Bugでは、
Best Vintageアワードを受賞されていました(^^)/











2019/04/15

'64 Type1 Interior #06


シートフレームに取り付けるタイプのアームレスト。
人気のアクセサリーですよね。

海外製のリプロダクションを装着していたんですが、
造りが悪く、折れてしまっていたのでこの機会に修理しました。



分解するために生地を剥がします。
使われているスポンジが残念過ぎます。(^^;)



分解するとこんな感じでした。
アルミ製のアームにアルミのプレートをロウ付けしてあり、
そこが外れていたようです。
元々、強度的にもイマイチっぽかったので今回はスチールで作り直します。



シートフレームに取り付ける為のプレートも作り直し。。。




アームもスチール製に交換したのでもう折れることは無いでしょう。



中綿は硬めのスポンジに交換。。。



こんな感じで完成です。
欲を言えば生地も柔らかすぎるので、交換したいところですが。。。





・・・それだと一から作った方が良い様な気がしてくるので、
今回はこれでフィニッシュです。












2019/04/14

'64 Type1 Interior #05




ヘッドライナー、カーペットの張替えが終われば、
次はシートの張替えです。


これが張り替え前の状態。


これで十分と言えば十分なのかもしれませんが、
今回はビシッと張り替えます。


まずは生地を剥がしていきます。。。


すると、スポンジや綿がでてきました。
これは本来なら入っていないものです。
以前に貼り替えられた際に、ヘタっていた元のパディングを再利用し、
ヘタりを補正する為に入れられたものです。
写真はバックレストですがボトム側も同様でした。

これだと、見た目はパンパンになるのですが、
実際に座ると柔らかすぎてしまうんです。
柔らかい=座り心地が良いように思いますが、
特に長時間のドライブでは逆に疲れてしまいます。

適度な硬さが必要なんですね。(^^)/


シートフレームをペイントし、



パディングを新品に交換して、



新しい生地で張替えていきます。




こちらの生地ももちろん、
ウェストコーストクラシックレストレーション(WCCR)製です。

張り替え後に、分解してペイントしておいた細かなパーツを取り付けて・・・



完成です!!




ちなみに、64年だと本来はストライプの生地なんですが・・・


これが現在では入手できない為、
(一部入手できる色もありますが)
今回は63年仕様で張替えさせていただきました。

手に入らないから何もしない=現状のまま・・・ではなく、
今できるベストな方法を選択して頂きました。







2019/04/05

'64 Type1 Interior #04


待つこと約10日、

64年用のヘッドライナーが入荷しました。



もちろん、アメリカのWCCRからなんですが、
クイックに対応して頂けました(^^)/

さっそく作業開始です。


ヘッドライナ―ボウのエンド部分にはちゃんとキャップを取り付けて・・・





・・・届いたその日に張替完了です♪♪






2019/04/01

'64 Type1 Interior #03



ヘッドライナー入荷待ちの間にカーペットを貼り替えます。

今回も世界の定番、
ウェストコーストクラシックレストレーション(WCCR)製の、
ジャーマン・スクウェアウィーブ。


カラーは'64年パールホワイトだとGrey Blackというのになるのですが、
これが曲者で、日焼け等により退色するとブラウンぽくなってしまいます。


なので間違ってブラウンを選んでしまいがちですが、
実は新車時はGrey Blackという名の通りブラックに近い色なんです。
現在入手できるラインナップの中で、
オリジナルに一番近いのはブラック(他社ではチャコール)なので、
今回ももちろんブラックを選んでいます。

こちらもヘッドライナー同様に下地のフェルトを整えてから、
順番に貼っていきます。




変なシワが無く、ピシッと貼れるように心がけて・・・。


各部の重なりも、オリジナルに忠実になる様貼る順番も考えながら・・・。



そして各部をカーペットネイル=釘で固定。


これもオリジナルのディテールの一つです。




ちなみにカーペットを貼る前にはこんな地味なこともしています。

以前に貼られていたカーペットが少し大きかった様で、
かなりボンドの跡が広がっています。。。(^^;)



これを、下の塗装を傷めない様にチマチマと剥がしていきます。



ついでに、普段はなかなか磨くことの無いであろう、
ダッシュパネルの下面を磨きます。


このあたりはオリジナルペイントだったので、
磨けばキッチリ光ってくれますね♪


そして最後にブラックのラバーマットを敷けばフィニッシュ!!



助手席側のフットレストの状態が、
このクルマのコンディションの良さを物語っています。。。