イグニッションスイッチが何らかの原因で壊れてしまった・・・
というお客様から、
「壊れるまではワンキーだったので、
なんとかワンキーのまま修理できませんか?」
・・・と、ご相談いただきました。
(ワンキー=イグニッションスイッチと各ドアのキーが全て同じ、
つまりカギが一本のみ、と言う事の通称です。
年式・車種にも寄りますが、基本的に新車時はワンキーでした。)
もちろん、イグニッションスイッチのみ社外品に交換してしまえば、
機能的には問題なく修理完了ですが、
それだと、元々1本だったキーが2本になってしまいます。
これを繰り返していくと・・・
1台の車に4種類のキーが存在する、なんてことにも。。。(^^;)
そこで今回提案させて頂いた方法は・・・
まずはお客様のクルマと同じプロフィールのキーが使える
NOSのイグニッションスイッチを用意。
これを探すのにひと月ほどかかりました。
そして、元々付いていたイグニッションスイッチと、
キーをお預かり。
写真奥がNOS、手前がお預かりしたものです。
この2つを分解し・・・
内部の細かいパーツを入れかえます。
そして元通りに組めば、
機能的にはNOSのイグニッションスイッチの完成です。
一番最初の写真と見比べていただくと、
キーとスイッチ本体の組み合わせが換わっているのが分かると思います。
社外品に交換するという一般的な修理方法よりも費用は掛かってしまいますが、
こんな方法も可能なんです・・・という一例でした。