続いてリアシートの張り替えです。
リアシートは背・座ともに、
ベイウインドウ用の物が流用されていました。
アーリーバスあるあるですよね。
もちろん、年式相応のフレームを探し出して交換・・・
というのも選択肢の一つだとは思いますが、
今現在、アーリーバスのシートフレームは世界的にも価格が高騰しており、
気軽に「交換しましょうか?」と、オススメできる価格ではありません。
そこで今回は元々ついていたベイウインドウのフレームを加工し、
なるべく'57年オリジナルの形状に近づけることにしました。
こちらはバックレスト。
’57のバックレスト断面は薄く平らなんですが、
ベイウインドウの物は厚く膨らんだ形状。
スプリングをワイヤーで引っ張り調整しています。
パディングも幅を調整して。。。
後ろから見るとこんな感じです。
アーリー用の固定ブラケットを取り付けできるようにナッターを仕込み・・・
最後に生地をかぶせれば完成です。
’57用に縫製された生地にピッタリ合っているのがお分かり頂けるかと思います。
座面に関してはベイウインドウのフレームをアーリーに使うと、
センターの脚がヒーターの吹き出し口に当たってしまうのですが、
そこは以前に加工されているので、そのままペイントし、張り替えていきます。
・・・こんな感じで完成です。
これで、ベイウインドウのフレームが使われているとは
分からない仕上がりになったと思います。
あとはミドルシートのフレームを入手し、張り替えれば、
インテリアの完成です。。。