先日、メキシコ・ビートルに乗っている方から、
「三角マドがスルスル過ぎて、開いた状態で固定できない」
・・・と問い合わせがありました。
早速バラしてみてみると、ありがちな三角マドのシャフト折れではなく、
特におかしそうな部分は無く。。
ただ、開閉時の固さを調節するボルトをいくら締めこんでみても、
スルスルのまま。
普通、部品に問題が無ければこれでいいはずなんですが。。
いろいろやってみて、この部品がダメなのかなと。。。
コチラです。↓左が元々のメキシコの物、右が'70年代のドイツ製のもの。
どちらもほぼ同じ形をしています。
メキシコの方が新しい分、サビてなくていいかな、
という感じもしますが・・・
厚みをくらべてみると・・・
ドイツ製のものに比べかなり薄いですね!。
よく見ると、プレスもすこし甘いですし。
このメキシコビートルも新車から10年以上経ってますし、
今までに何回かは調整されてきたんだと思います。
で、その数回のボルトの締め込みの力に負けて、
少し変形していたのが原因でした♪
実際、今回は写真のドイツ製のものに交換しましたが、
まったく問題なく機能するようになりました。
昔のほうがいろいろと凝ってたんだと、
こんなパーツ一つとってもよくわかりますね!