2021/08/21

'59 Karmann Ghia コンバーチブルトップの張り替え #01

 

カルマンギアのコンバーチブルトップの張り替えです。

今回作業させていただくのは、
こちらの59年、通称、Lowlight(ローライト)。
ちなみにヘッドライトの位置が後の年式より低いのでこう呼ばれています。
国内では角テールという呼び名も一般的ですね。


一見、特に問題無さそうに見えますが・・・

ヘッドライナーはかなり傷んでいました。

また、幌を開閉する際にも少し不具合があり、
それをストレスに感じられていたとの事でした。

早速分解していきます。

生地を剥がしていき・・・


幌のアッセンブリーを取り外し、

フレームだけの状態にしてチェックしていきます。。。




2021/08/07

'73 "OG Paint" BUG #01


突然ですが、先日、
個人的に’73年のビートルを入手しました!!
(安心してください、以前から所有してる’56 Lowlightはまだ手放していません)



'73年のVW1300、色はL61B スマトラグリーンです。

実は以前から、高年式のビートルを普段乗りにしようと車両を探していたんです。

もちろん、アイロンテール以前の年式も良いのですが、
昨今の価格高騰により、コンディションの良い車両はなかなか手が出ない。。。

ビッグテールなら、何とかなるかな?
・・・と探し始め、

できれば’74年以前の、フロントフェンダー上にウインカーが付いてるタイプが良い。
更に言えば1200㏄のスタンダードではない方が良い。
(エンジンに関しては1200ccでも何の問題もないのですが、
内装が簡素化されていない方が良かったので。。。)
内装は基本的に張り替えるつもりなので傷んでいてもあまり気にしないけど、
ボディはしっかりしてるもの。
ペイントはヤレていても全然オッケーだけど、
出来るだけ塗り直されていないもの。
そしてあまりイジられていないオリジナルに近いもの。。。

・・・こんな条件でしばらく探していました。

普段、車両を探されてるお客様には、
「あまり条件を絞りすぎると見つかりませんよ~」と言っているんですが、
その割にかなり絞り込んでますね。(^^;)

ただここで大事なのはボディカラーを絞っていないことです。
特定のボディカラーを希望される方は多いのですが、
そこを絞り込んじゃうと、
ホントに良いクルマを逃してしまう可能性も高くなってしまうと思います。

なので自分としては上記の様にある程度イメージはしながらも、
ボディーカラーで絞り込むことはせず探していました。

探し出して半年以上たったある日、たまたま見つけたのが、
写真の'73年です。

ボディの塗装は95%以上オリジナル。
インテリアは100%オリジナル(ボロいので張り替えますが)
走行距離は実走行で約90,000キロ。
最近まで30年以上地方の車屋さんで眠っていたという個体です。

今現在は「かろうじて動く」くらいの状態なので、
これから色々と手を入れていき、
見た目も中身もしっかりとした状態に仕上げて・・・と、
キッチリ妄想はしているのですが、
実際の作業は非常にスローペースになると思います。

進捗はブログ等でお伝えしていこうと思います!







 

2021/07/18

Firestone → AUTOBAHN

 

今回車検を機に6~7年履かれたFirestone 560-15 から、

Autobahn R 560R15への履き替えのご依頼です。

Firestone 560-15といえば、今までの選択肢の中ではもう、

定番中の定番でした。


せっかくなので、

履き替え前後のイメージを比較してみました。

(画像の配置の関係でPCで見ていただくと分かりやすいと思います。)


       Firestone         AUTOBAHN      

基本、同サイズですので全体的なシルエットはもちろん似ています。
このくらい離れるとどちらも似たような印象ですよね。
ただAUTOBAHNの方がサイドウォールからトレッドにかけての部分、
角ばっていますので、少しカチッとした印象を受けます。


ここまで近づくと、
角のリブやサイドウォールのツルっとした感じなど、
デザインの違いが良く分かります。


こう見ても、AUTOBAHNの方がシャープな印象ですね。
またサイドウォールがシンプルな分、よりクラシカルなイメージです。

見た目は皆さんそれぞれの好みがあると思いますので、
どちらが良い、と言う事は無いと思います。

性能に関しては、
ラジアルであるAUTOBAHNが圧倒的に良いです。

実際にバイアスから履き替えた場合、
直進安定性、旋回性、対轍性、衝撃吸収性、等
どれを取っても向上しているのが体感して頂けるはずです。

タイヤチョイスの参考にしていただければ。。。と思います。








 

2021/07/12

ドア廻りのシールラバー交換 #02

 

まずはベントウインドウ(三角窓)です。

フレーム等はサビもほとんど無く、非常にコンディションが良かったです。

純正のフレームtoガラス・シールは厚みが約2㎜程あり、
手の力だけで組み付けるのはかなり無理があります。
なので専用の工具を使い組んでいきます。
ちなみにリプロのシールなら薄いので手で組付け出来ますが、
本来の仕上がりにはなりません。。。

隙間なく、ビシッと組めました。


ドア廻りで最初に取り付ける部品と言えば、
トリムフレームです。


今回はコンディションの良いオリジナルが残っていたので、
新品からラバーのみ移植して再利用します。

やはりオリジナルの方がドアにピッタリなのと、
裏面のラバーを押さえるプレートの質が全然違うからです。
(上が現行のリプロ、下がオリジナルです。)

一通り、組み込みました。。。

作業前には無かったドア内のサウンドボードも貼っています。

ベントウインドウもビッシビシ。
これで変な風切り音もしません。



作業前はドアを閉める際の音がとても軽い音だったんですが、
ドア全体のシールラバーを交換したことと、
ドア内にサウンドボードを貼ったことで、
ワーゲンらしい重みのある音に変わりました。

これは是非一度体感していただきたいですね!






2021/07/08

ドア廻りのシールラバー交換 #01

 

ここ最近、ご依頼の多いドア廻りのシールラバー全部の交換作業です。

以前はそこまで多くなかった印象ですが、

高年式と言われる70年代の車両でも新車から50年くらい経ってきてるので、

部分的な交換では済まなくなってきているんだと思います。

もっと古い年式なら尚更ですね。


今回ご依頼があったのはこちらの'63タイプ1。


コンディションは良い車両ですが、

Patinaなボディなので、シールラバーの状態はご覧の通り。


石の様にカッチカチになっています。

まずは全ての部品を取り外します。
本来ドアの内側に貼られているはずのサウンドボードは剥がされていました。

色々な道具を使いドアに残る古いボンドなどを極力剥がしていきます。
これをするのとしないのとでは新しいシールラバーの密着が違ってきます。


ドアロック、ワインダー等のパーツもクリーニング。


ドアハンドルも分解し、クリーニング&グリスアップ!


他、細かなパーツもクリーニングです。

チェックロッドのラバーもこの機会に交換しておくと良いですね!


ベントウインドウは分解し、ガラスを磨いておきます。


これで一通りの準備は出来たので、
順番にシールラバーを交換しながら組み付けていきます。