2024/07/05

1962 RHD 23Window #21



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最後にミドルシートです。

ミドルシートは大きいのと上下が分離出来ないので中々手ごわいイメージです。

が、やる事は一緒なのでしっかりとやっていきます。



ミドルも市販のパディングが全然合わなかったので、
パディングの製作から作業しております。


そしてリアと同じ様に背面のパネルも製作。

灰皿を固定する為のプレートを仕込んでおきます。

この様に取り付けられます。



ミドルシートもこれで完成です。



ちなみにホールドダウン部分を固定するボルトが欠品していたので。。。


一番左がオリジナルのマイナスネジ。
※並行して作業中だった別のシートの物を借りてきました。
なかなかこういう形状のマイナスネジは売ってないので、
写真右の普通のボルトを加工して製作することにしました。
必要なのは2本だけでしたので。。。

まずは頭の部分を溶接で太らせます。

そしてそれを旋盤で削り整形していきます。

いい感じになってきました。

最後にサンダーでマイナス部分をカットすれば・・・

完成です!


車体に取り付けます。


右ハンドル用のミドルシート・キックパネルもしっかりと取り付け、
ディテールにも抜かりありません。


ここまでで、内外装の仕上がり具合は95%くらいですね。

もう少し頑張ります!!





2024/07/04

1962 RHD 23Window #20



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フロントに続きリアシートです。

何故ミドルじゃなくリアからなのかは、

取り付ける順番を考えて頂ければと思います♪


こちらはリアのバックレスト。

オリジナルの生地が残った状態ですね。


生地を剥がしていきます。
背面にはこういったボードが備わっているのですが、
張替え時に残念ながら省略されちゃってるのをよく見かけます。
ここはしっかり再現したいところです。


オリジナルのボードは60年以上も経っており、
さすがにヘタっているので今回は新たに作り直します。


そしてビシッと張替え完了です。



バックレスト取り付けの為のブラケット。
こちらはシート生地と同色でペイントされているのが、
オリジナルのディテールなんです。

ボトムも張り替えていきます。


こちらもいつも通りビシッと完成。



そして取り付けです。


取り付けに必要なハードウェアや、

キックパネルは既に準備済みでしたので、
スムーズに進められます。

タイプ2のデラックスモデルには
リアシートにジェイルバーと呼ばれるアルミ製のバーが備わりますが・・・

そのエンド部分の樹脂製のキャップがかなり傷んでいたので、
作り直しました。


写真左の白い樹脂の材料を削り・・・


こんな感じで完成です。
やはりあるべきものがちゃんとあるというのは良いですね。



最後はミドルシートです!!




2024/07/01

1962 RHD 23Window #19

 


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今回はシート張替えのご紹介です。

ターコイズのバスのシート生地はコモグリーンという色になります。

ボディカラーと非常に良く合っていますよね。


今回も使用するのは定番のWest Coast Classic Interiorのものです。

タイプ2のシートも年式等により細かくパターンが分かれていますが、
そこもしっかりと再現されています。


早速フロントから作業開始です。

62年のフロントシートはかなり特殊な形状をしています。

こちらはボトム(座面)のフレーム。


こちらがバックレスト(背中)。

かなり立体的な形状をしていますので、通常のパディングは形が合わず使えません。
その為フェルト等でパディングを製作しています。

仕上がったらこうなります。
人が座る場所に合わせた形状になっているのが分かりますね。


裏面もこんな感じで美しくフィニッシュ!(・・・と言わせていただきます。)


ボトムのスプリングは数か所溶接が外れていたので、
溶接しなおして。。。


こちらが張替え後。

ボトムも丸みをおびた独特の形状をしていますね。



取り付けました!
文句なしの仕上がりかと。。。


続いてリアシート。

どんどん進めていきます。