2021/03/12

How To Build a Patina Volkswagen #02

 

パティーナなオリジナルペイントのバスのお客様から、

リアゲートのペイントのご依頼です。


過去に何があったのかは分かりませんが、
リアゲートのみ色が違いますね。
これを周りに合わせてペイント・・・という、難しいご依頼です。

上の方は完全にツヤが無いのですが、
下の方は一部磨いてあるのか少しツヤがありますよね。

本来なら一度全部磨いて、それに合わせてペイントするんですが、
今回はお客様のご希望でこのままの状態でペイントしていきます。

まずはゲートを外し、状態を確認。
何度か塗り重ねられている様でしたので、塗装を剥離していきます。

全体的にはかなりコンディションは良いのですが、
一部板金跡がありましたのでパテを入れて面を整えていきます。

整えたらサフェーサーをペイントし・・・

ボディカラーである、L512 ベルベットグリーンでペイントします。

ちなみに色については、現物合わせで調色しています。

パティーナなクルマの場合、
ツヤ加減や色味を微妙に変えたものを数パターン作る場合も。。。


さて、ペイントしたゲート、そのままだとただのキレイなゲートなので、

これを・・・
細かい目のサンドペーパーで研いだり、
なんやかんやしたりして、
クルマ側に雰囲気を合わせていきます。
これが状態によって表情が様々なので非常に難しいトコロ・・・。

今回はこんな感じで完了です。



最後の仕上げに社外品だったテールレンズを、
良い雰囲気の純正USEDに交換。

これで、

どこから見ても、オリジナルペイントのパティーナなバス・・・

・・・に見えるでしょうか?