2013/08/29

Germany or Mexico





先日、メキシコ・ビートルに乗っている方から、

「三角マドがスルスル過ぎて、開いた状態で固定できない」

・・・と問い合わせがありました。





早速バラしてみてみると、ありがちな三角マドのシャフト折れではなく、
特におかしそうな部分は無く。。

ただ、開閉時の固さを調節するボルトをいくら締めこんでみても、

スルスルのまま。

普通、部品に問題が無ければこれでいいはずなんですが。。

いろいろやってみて、この部品がダメなのかなと。。。


コチラです。↓左が元々のメキシコの物、右が'70年代のドイツ製のもの。




















どちらもほぼ同じ形をしています。
メキシコの方が新しい分、サビてなくていいかな、
という感じもしますが・・・


厚みをくらべてみると・・・





















ドイツ製のものに比べかなり薄いですね!。
よく見ると、プレスもすこし甘いですし。

このメキシコビートルも新車から10年以上経ってますし、
今までに何回かは調整されてきたんだと思います。
で、その数回のボルトの締め込みの力に負けて、
少し変形していたのが原因でした♪


実際、今回は写真のドイツ製のものに交換しましたが、
まったく問題なく機能するようになりました。


昔のほうがいろいろと凝ってたんだと、

こんなパーツ一つとってもよくわかりますね!